
紅型染めのタペストリー作り体験レポ!創業50年以上の老舗工房「城紅型工房(ぐすくびんがたこうぼう)」|沖縄浦添市
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「びんがた染め体験」と書かれた赤と白の看板が目印の外観
那覇空港から車で約30分、ゆいレール「経塚(きょうづか)駅」から徒歩約13分。沖縄県浦添市前田の住宅街にあるのが、沖縄の伝統的な染色技法「紅型(びんがた)染め」体験ができる城紅型工房(ぐすくびんがたこうぼう)です。「びんがた染め体験」と書かれた赤と白の大きな看板が目印。
伝統工芸の工房というと、少し敷居が高そうなイメージがあるかもしれませんが、アットホームな雰囲気で、初めてでも気軽に立ち寄りやすいのが魅力です。
那覇市内や首里エリアからは車でわずか10分ほど。首里城観光とあわせて計画するのもおすすめ!
現代のライフスタイルに寄り添う、モダンで鮮やかな紅型作品が並ぶ店内
ガラス扉を開けると、まるでギャラリーのように色鮮やかな紅型アイテムが並ぶ空間が広がります。 これまで紅型といえば「伝統的な琉球着物の柄」というイメージでしたが、城紅型工房で出会えるのは、もっと身近で暮らしに寄り添う紅型です。
コースターやお財布、バッグ、スカーフなど日常使いしやすい小物から、お部屋のアクセントになる大型タペストリーまで幅広く揃い、「これも紅型なんだ!」と思うようなおしゃれで現代的なデザインが並びます。
肌着やロンパース、スタイなどのベビー用品も充実しており、出産祝いや沖縄土産にもおすすめ。「暮らしの中に紅型を」をテーマに、伝統を大切にしながらも現代のライフスタイルに馴染むアイテムを生み出し続けています。
2階には体験工房があります。こちらは体験スペースであると同時に、職人さんが日々作品づくりを行う作業場でもあります。
私が訪れた日は、ちょうど「型置き(かたおき)」の作業中でした。型紙を布に置き、ヘラで糊(のり)を均等にのせながら模様を写し取る、紅型づくりの土台となる大切な工程です。一見簡単そうに見えますが、糊を均等にのせるには熟練の技術が必要なのだそう。普段なかなか見ることのできない職人さんの手仕事を間近で見学できるのも、城紅型工房ならではの魅力です。
紅型アイテムや沖縄のお土産を探したりと、お買い物目的で気軽に立ち寄るのもOK!
紅型染め体験のメニューと料金
まずは1階で受付をおこないます。城紅型工房では、タペストリーやトートバッグ、コースターなど、予算や用途に合わせてさまざまなアイテムの紅型染めを体験できます。料金や選べるデザインはアイテムごとに異なります。どのアイテムにするか、どのデザインを選ぶか迷う時間も、体験の楽しみのひとつです。
◾️紅型染め体験料金
| アイテム | 料金 |
|---|---|
| タペストリー | 4,500円 |
| トートバッグ(大) | 3,900円 |
| トートバッグ(小) | 3,500円 |
| コースター | 3,000円 |
1階のショップには、職人さんが制作したタペストリーも展示・販売されています。体験で作れるものと同じサイズ・デザインなので、完成時の色合いや、お部屋に飾ったときのイメージを膨らませながら選べます。デザインは、ジンベエザメやシーサー、首里城など、沖縄の自然や文化をモチーフにしたものが中心。さらに、ひな祭りやこどもの日、クリスマスなど、季節限定のデザインが登場することもあります。
◾️タペストリーのデザイン(※2026年6月取材時点)
- ジンベイザメ
- シーサー
- 桜
- 首里城
- 恐竜
- 鯉のぼり(期間限定)
デザインを選んだら、2階の工房へ移動します。
体験は基本的に3日前までの事前予約制。旅行の日程が決まったら早めに予約しておくと安心です。
手ぶらでOK!紅型染め体験の手順
今回私が選んだのは、沖縄らしいジンベエザメのデザイン。どんな作品に仕上がるのか想像しながら、いよいよ体験スタートです。体験に必要な道具はすべて用意されているため、手ぶらで気軽に参加できます。
まずはスタッフさんによるレクチャーからスタート。紅型の歴史や体験の流れ、きれいに染めるコツを丁寧に教えていただけます。
◾️紅型染め体験の手順
- 1
- デザインを選び、あらかじめ糊置きされた生地を受け取る
- 2
- 明るい薄い色から順に「色差し」を行う
- 3 濃い色を重ねる「隈取り」で、図柄の立体感をプラス
- 4
- 全体の仕上がりをスタッフさんと確認して終了
工程はとてもシンプルですが、色の組み合わせや重ね方によって、自分だけの作品に仕上がるのが紅型の魅力。卓上には染め見本も用意されているので、配色に迷ったときは参考にしてみてください。
スタッフさんが近くで見守り、丁寧にサポートしてくれるので、小さなお子様連れや初めての方でも安心して体験できます。
紅型染め体験の様子
使用する顔料は全部で8色。手前には明るい4色、奥には濃い4色が並んでいます。まずは黄色やピンク、黄緑、水色などの明るい色を使い、「色差し」からスタート。私は、大きなジンベエザメを水色、小さなジンベエザメをピンクと黄色で染めることに。
最初の一筆は少し緊張しました。タペストリーの生地は他のものと比べ少し薄いため、顔料が多くなりすぎないように注意が必要とのこと。色をつけすぎると模様がにじんでしまうと聞き、慎重に筆を進めます。
塗り進めていくにつれ、少しずつ感覚をつかんでいきました。デザインのまわりには糊が付いているので、多少はみ出しても大丈夫。白い部分を残さないよう意識しながら塗り進めていくうちに、気付けば夢中になっていました。
小さなジンベエザメもイメージ通りのグラデーションに。見本どおりではなく、自分らしい色合いに仕上がっていくのがうれしく、完成がますます楽しみになりました。
全体を塗り終えたら、次は濃い色を重ねる「隈取り」の工程へ。ジンベエザメの尾びれや目の周りなどに色を重ねると、平面的だった絵柄に少しずつ立体感が生まれていきます。
最後にスタッフさんに仕上がりを確認していただき、塗り残し等がなければ体験はこれて終了。この時点ではまだ完成ではなく、作品を持ち帰って最後は自宅で仕上げを行います。
持ち帰りの際には手順書もいただけるので、自宅での仕上げも安心です。
体験後は5〜7日ほど自然乾燥させ、アイロンで色を定着させます。その後、水に2時間ほど浸けて糊を溶かし、水洗いで糊を落とします。少しずつ模様が浮かび上がり、作品が完成していく様子にワクワクしました。
顔料は筆でのばしながら、生地にしっかりなじませるように塗るときれいに仕上がります。
紅型染めタペストリーの完成品と所要時間
こちらが完成したタペストリーです。想像以上の仕上がりに大満足。色と色の境目が自然に混ざり合い、紅型ならではのやさしいグラデーションが生まれました。鮮やかな色使いでありながら、生成り色の布地と木製のバーがナチュラルな雰囲気を演出してくれるので、お部屋にもすっと馴染みます。
初めての紅型染め体験でしたが、スタッフの皆さんが丁寧にサポートしてくださったおかげで、安心して楽しむことができました。
城紅型工房は、店長の山城信吾さんの奥様のご両親が創設した工房で、現在は山城さんをはじめ、ご家族で伝統を受け継ぎながら営まれています。温かな雰囲気の中で沖縄の伝統文化に触れられ、自分だけの作品を持ち帰れる、旅の思い出づくりにぴったりの体験でした。
体験は、説明の時間も含めて約1時間。自宅で仕上げる工程まで楽しめるのも、紅型染め体験ならではの魅力です。
城紅型工房の駐車場
Googleマップで「城紅型工房 駐車場」と検索するとスムーズに到着できます。
城紅型工房の場所・店舗情報[Information]
・首里城から車で約12分
・ゆいレール「経塚駅」から徒歩約13分

- 名称
- 城紅型工房(ぐすくびんがたこうぼう)()
- 住所
- 沖縄県浦添市前田4-9-1
- 電話番号
- 098-887-3414
- 営業時間
- 10時〜18時
【体験時間】10時~、14時~の1日2回開催
- 料金
- 【タペストリー】4,500円
【トートバック(大)】3,900円
【トートバック(小)】3,500円
【コースター】3,000円
- 定休日
- 木曜、日曜
- 駐車場
- あり(約6台)
- 予約
- 可(WEBまたは電話にて予約)
- 禁煙・喫煙
-
- 【屋内】
- 全面禁煙
- 【屋外】
- 全面禁煙
- バリアフリー
- カード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club)
- 電子マネー
- 不可
- 送迎サービス
- 店舗一覧
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