大人女子に贈る、とびきりリアルな沖縄旅行

沖縄本島で水牛車に乗れる!亜熱帯の森と湖が広がるテーマパーク「ビオスの丘」|沖縄うるま市

ライター:
フリーライター吉田ゆき
吉田 ゆき
ビオスの丘の園内
沖縄本島で水牛車に乗れる人気スポット「ビオスの丘」に行ってきました。森と湖に囲まれた亜熱帯の自然の中で、ここでしか味わえない体験を詳しくレポートします!

ビオスの丘ってどんなところ?

ビオスの丘の看板
目印の看板

「ビオスの丘」は、沖縄本島・うるま市にある自然体験型のテーマパーク。石川高原の高台に位置し、那覇空港からは高速で約1時間恩納村のリゾートエリアからも気軽にアクセスできます。観光ルートに組み込みやすく、家族連れはもちろん、カップルや友人同士の旅行にも人気のスポットです。


ビオスの丘の入り口
園内入口

広々とした敷地を進むと大きな駐車場があり、そこからすぐ近くの園内入口へと向かいます。


ビオスの丘の園内マップ(施設提供)
※写真提供:ビオスの丘(園内マップ)

園内では、水牛車体験をはじめ、湖水観賞舟(こすいかんしょうせん)、カヌー、動物とのふれあい、自然を生かした遊具など、沖縄ならではの自然と文化に触れられるアクティビティが充実

のんびり過ごしたい旅にも、アクティブに楽しみたい旅にもぴったりです!

ワンポイントアドバイス

沖縄本島で「毎日」(定休日除く)水牛車が運行しているのはビオスの丘だけ!

ビオスの丘の料金

ビオスの丘の入り口
入場受付
入口すぐの受付で入園料を支払います。

ビオスの丘の入り口
ビオスの丘の料金表
入園料には湖水観賞舟の乗船1回分が含まれています。料金は当日と同じですが、ビオスの丘の公式Webサイトから事前購入も可能です。3歳以下は無料です。

  • 入園料

料金
大人(中学生以上) 2,200円(税込)
小人(4歳から小学生) 1,100円(税込)


ビオスの丘の入り口
受付時間などの案内が貼られたボード
沖縄県在住者は、住所が確認できるものを提示すると割引が適用されます。閉園は17時30分ですが、最終受付は16時15分まで。夕方に訪れる場合は入園時間に注意しましょう。

今回は娘を連れて、次のような流れで楽しみました!

  • 当日の流れ
14時30分
ビオスの丘、到着
14時45分
水牛車体験(毎時15分・45分発/別途料金)
15時30分
 湖水観賞舟、乗船(毎時00分、30分発)
16時00分
動物ふれあい、巨大ブランコで遊ぶ
16時30分
園内散策
ワンポイントアドバイス

受付ではベビーカーと車椅子の無料レンタルがあります。

見どころは「水牛車に乗って園内散策」

ビオスの丘の水牛車
園内を巡る水牛車
ビオスの丘の一番の魅力は、なんといっても水牛車沖縄らしいゆったりとした時間の中、森に囲まれた園内をのんびり巡ります。

沖縄本島で水牛車に乗れるのは「ビオスの丘」「備瀬フクギ並木」「ふくらしゃや」「水牛アイランド」の4ヶ所のみ。
その中でもビオスの丘は、
  • 毎日運行(定休日除く)
  • 空港から最も近い
  • リゾートエリア恩納村から約25分

と旅程に組み込みやすいのが嬉しいポイント!


  • 受付から乗車までの流れ
ビオスの丘の園内
ビオスの丘の園内案内看板
水牛車受付の案内看板
到着したら、まずは水牛車の受付へ。大きな案内看板があるので迷う心配はありません。

ビオスの丘園内のおもろ茶屋
おもろ茶屋の外観
受付は広場横のおもろ茶屋」の店内

ビオスの丘の園内
おもろ茶屋の水牛受付場所
食事カウンターと同じ場所で「水牛車体験です」と伝えると、希望の乗車時間を確認してくれます。時間を決めて支払いを済ませ、乗車券を受け取れば準備完了です。
  • 水牛車の料金

料金
大人(中学生以上) 2,200円(税込)
小人(4歳から小学生) 1,100円(税込)

ビオスの丘の園内
画面には水牛車の案内表示
出発は毎時15分・45分発。9時45分から運行が始まり、最終は16時45分。事前予約不要で、現地で券を購入し乗車することができます。

ビオスの丘の水牛車乗り場
水牛車乗り場
乗り場は、おもろ茶屋のすぐ裏手。

ビオスの丘の水牛車
乗り場に停まっている水牛車
時間が近づくと、水牛車が準備されているのですぐに分かります。

  • 約20分間の「のんびり揺られる時間」
ビオスの丘の園内
園内を水牛に乗って散策

時間になるといよいよ出発!水牛のゆったりした歩調に揺られながら、園内を20〜25分ほどかけて巡ります。

今回担当してくれた水牛の名前は「ミーガイ」。沖縄方言で“ミー=メス”、“ガイ=カニ”。ツノの形がカニのハサミに似ていることから名付けられたそうです。


ビオスの丘の園内
後部席から見える風景

ガイドさんは、沖縄方言で「止まれ」「進め」などの合図の言葉を実演しながら教えてくれたり、縄の自然や文化にまつわる豆知識、クイズを交えて案内してくれたりと、とてもアットホーム。乗り合わせた人同士も自然と笑顔になり、のどかな雰囲気の中であっという間の20分でした。


  • 最後は水牛と間近で記念撮影

ビオスの丘の園内
水牛と間近で記念撮影
一周して乗り場に戻ると、最後に水牛との記念撮影タイムがあります。スタッフさんがうまく視線を誘導してくれるため、やさしい表情の水牛と一緒に素敵な写真が撮れますよ。


ビオスの丘を水牛車で巡る様子
水牛車で巡る様子
水牛車は屋根付きなので雨の日も安心。歩くスピードもゆっくりで揺れも少ないため、小さな子どもから年配の方まで安心して楽しめる、ビオスの丘の定番アクティビティです。
ワンポイントアドバイス

平日はスムーズですが、混雑日は最初にチケットを購入するのがおすすめ!

楽しみ方は「湖水観賞舟」や「動物ふれあい体験」

ビオスの丘の湖水観賞船
湖水観賞船(こすいかんしょうせん)
水牛車を満喫したあとは、入園料に含まれている「湖水観賞舟」へ。静かな湖面をゆっくり進む水上のジャングルクルーズで、亜熱帯の森を体いっぱいに感じられます。

ビオスの丘の園内
案内板
案内板に沿って乗り場「綾舟場(あやふにば)」へ。

ビオスの丘の園内
乗船乗り場にある整理券
到着したら、ボードに設置されている乗船整理券を1グループにつき1枚取りましょう。出発は毎時00分と30分時間になると整理券番号の早い順に案内されます。

ビオスの丘の園内
乗船して出発

船がそっと動き出すと、穏やかな船旅の始まりです。


ビオスの丘の湖水観賞船の中
ビオスの丘の湖水観賞船で亜熱帯植物の解説
ガイドを聞きながら楽しい船旅
船頭さんは「クロツグ」や「ヒカゲヘゴ」など、湖周辺に生い茂る亜熱帯植物を分かりやすく解説してくれます。目の前の森を指し示しながら説明するため、ガイドブックでは味わえないライブ感のある自然観察を楽しめるのが魅力。

ビオスの丘の園内
船から見える亜熱帯植物の森
奥へ進むほど木々の密度は増し、まるでジャングルの中に迷い込んだような雰囲気に。ビオスの丘では「自然をできるだけそのまま残す」ことを大切にしており、手つかずの森がもつ迫力を間近で感じられます。

ビオスの丘の園内s
琉球舞踊を踊る女性

さらに途中では、琉球舞踊の演舞が披露される場面も。ゆったりした水上時間の中で、沖縄の伝統文化に出会える嬉しいサプライズです。湖の静けさ、森の香り、心地よい風全身で自然を味わえるひとときは、まさにビオスの丘ならでは!


ビオスの丘の園内広場
広場「遊卸庭(あしびうなー)」

湖水観賞舟を降りたら、動物エリアとアスレチックがある「遊卸庭(あしびうなー)広場」へ。


ビオスの丘の島ヤギのお散歩
ビオスの丘の園内
島ヤギとの触れ合い

ここでは、島ヤギとのお散歩や餌やり体験(餌代200円)が楽しめます。ロープの首輪をつけたヤギと園内を歩けるのですが、なかには元気がありすぎてグイグイ引っぱってくる子も!その勢いにちょっと焦りつつも、思わず笑ってしまう可愛さで、癒される時間になりました。


ビオスの丘の園内
ビオスの丘の園内
アグー豚
また、園内には2頭のアグー豚が暮らしており、近い距離で観察できます。

ビオスの丘の園内
ビオスの丘の園内巨大ブランコ
ビオスの丘園内
アスレチックと巨大ブランコ
さらに広場には、天然木を使った木製アスレチックが広がっており、登る・渡る・ぶら下がるなど、思いっきり体を動かせる遊び場が充実しています。近くには巨大ブランコが3台あり、子どもたちが夢中になるスポットです。
ワンポイントアドバイス

園内は蚊が多いので、虫除け対策をして行くと快適です!

ビオスの丘のフォトスポット

ビオスの丘の園内
水牛とのツーショット
①外せない!水牛とのツーショット
ビオスの丘に来たら、まず撮りたいのが水牛との記念写真。水牛車体験のあとには必ず撮影タイムが設けられており、ガイドさんが他のお客さんが写り込まないよう丁寧に配慮してくれます。迫力ある水牛と一緒に撮れるこの一枚は、ここだけの特別な思い出に。

ビオスの丘の水牛車
亜熱帯の自然と周回する水牛車
②水牛車 × 亜熱帯の森のコラボショット
園内をゆっくり進む水牛車と、亜熱帯の森が広がる背景を合わせた写真もおすすめ。のんびり歩く水牛と鮮やかな緑のコントラストは、「ビオスの丘らしさ」が詰まった王道ショットです。乗車中はもちろん、少し離れた場所から見守る角度もフォトジェニック。

ビオスの丘の園内
ビオスの丘の園内
美しく咲くらんの花々
③色鮮やかな、らんの花が点在
園内のあちこちには、美しく咲く色鮮やかならんの花が展示されています。南国らしい華やかな色合いは、どこで撮っても写真映え抜群。ふらりと歩くだけで「これも撮りたい!」と思う花々に次々出会えますよ。
ワンポイントアドバイス

水牛とらんの花はビオスの丘ならでは!ぜひ素敵な写真を撮ってみて!

ビオスの丘の所要時間は約2時間

ビオスの丘の園内
水牛車に乗って周回する様子

ビオスの丘を一通り楽しむなら、所要時間は約2時間が目安主な体験時間は次のとおりです。

  • 水牛車体験:20〜25分

  • 湖水観賞舟:約25分

  • 園内散策・動物ふれあい・アスレチック:40〜60分

これらを合わせると、ちょうど2時間ほどに。園内をゆっくり歩いたり、アスレチックで遊んだり、食事やピクニックも楽しみたい場合は、2.5〜3時間ほどみておくと安心です


ビオスの丘園内のおもろ茶屋
ビオスの丘の園内
おもろ茶屋

園内のおもろ茶屋では、沖縄そばをはじめとした食事メニューや、ブルーシールアイスなどを販売しています。お弁当の持ち込みもOKなので、自然に囲まれた広場でのんびりピクニックをするのもおすすめです。


また、追加料金でできるカヌー体験も人気。スタッフが丁寧にレクチャーしてくれるので、初めてでも安心して挑戦できます。海のような波がない静かな湖面を進むので揺れも少なく、普段着のまま気軽に楽しめるのも魅力です。



ビオスの丘の園内
ビオスの丘の園内
園内のショップや体験コーナーの様子

そのほか、お土産ショップやシーサーの色塗りなど、旅の思い出に残る体験も充実しています。


ビオスの丘の池原さん
ビオスの丘観光部・池原健さん

今回、園内を案内してくださったのは、観光部・部長代理の池原健さん。
「ビオスの丘は、なるべく自然に手を加えず、ありのままの森の姿を感じていただける場所として整えてきました。水牛車や湖水観賞舟は、沖縄の自然にゆっくり触れていただける人気のアクティビティです。ぜひ、のんびり過ごしていってくださいね」と笑顔で語ってくれました。


ビオスの丘の蘭
園内に咲く美しいランの花
ビオスの丘の運営会社「らんの里沖縄」は、もともと静岡県でらんの栽培を行っていた企業の関連会社。その背景をいかし、園内には色鮮やかならんの花が咲き、訪れる人を楽しませてくれます。

自然の中でのびのび過ごす時間こそ、ビオスの丘のいちばんの魅力。ゆっくり歩く水牛、亜熱帯の自然と静かな湖、鮮やかならんの花々。ここで過ごす時間は、旅の疲れをふっと癒してくれるはず。沖縄本島の観光の合間に、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ワンポイントアドバイス

園内は歩きやすいのでサンダルでも大丈夫。気軽に立ち寄って、沖縄らしい自然の心地よさをぜひ味わって!

ビオスの丘の駐車場

ビオスの丘の駐車場
ビオスの丘の駐車場
広大な敷地を誇るビオスの丘には、ゆとりある無料駐車場が完備されています。一般車は約130台、大型バスも12台まで駐車可能です。
ワンポイントアドバイス

広々した駐車場なので安心して駐車できます。

ビオスの丘の場所・基本情報[Information]

マップで確認する
・那覇空港から車で約1時間(高速利用)
・万座毛から車で約25分
ビオスの丘の園内
名称
ビオスの丘ビオスノオカ
住所
沖縄県うるま市石川嘉手苅961-30
電話番号
098-965-3400
営業時間
9時〜17時30分(最終入園16時15分)
料金
【大人(中学生以上)】2,200円(税込)
【小人(4歳〜小学生)】1,100円(税込)
【3歳以下】無料
定休日
火曜(繁忙期除く)※HP要確認
駐車場
あり( 一般車両130台、大型バス12台、無料)
予約
禁煙・喫煙
【屋内】
全面禁煙
【屋外】
屋外喫煙場所あり
バリアフリー
車いすでの利用可(無料レンタルあり)
カード
可(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club)
電子マネー
可(PayPay、楽天Pay、楽天Edy、QuickPay、d払い、LINE Pay、au PAY、メルペイ、イオンペイ、ALI PAY、Suica、Kitoca、PASMO、WAON、nanaco)
送迎サービス

※掲載の内容は取材時点の情報です。最新の金額や内容とは異なる可能性があります。

この記事を書いた人(ライタープロフィール)

フリーライター吉田ゆき
フリーライター

吉田 ゆきヨシダ ユキ

2025年に沖縄へ移住。国内外を旅し、海外生活を経験した、一児のママライター。
パンと珈琲が大好きで、最近は娘と一緒に行きやすいカフェやレストランを巡るのが楽しみ。沖縄の自然や人との出会いを楽しみながら、“行ってよかった”と思える場所を発信します。趣味はサウナやヨガ、温泉、キャンプなど。心と体をリフレッシュする時間を大切にしています。

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