大人女子に贈る、とびきりリアルな沖縄旅行

美しい鍾乳洞やハブとマングースのショーなど沖縄を丸ごと楽しめる観光スポット「おきなわワールド」|沖縄南城市

ライター:
ライター、マンガ編集者の島袋 直子
島袋 直子
おきなわワールド玉泉洞青の泉
日本最大級の鍾乳洞や琉球王国時代の風景、伝統芸能や工芸、沖縄ならではの生き物たち、そしてグルメやお土産まで!沖縄の魅力満載の「おきなわワールド」に行ってきました!※トップ写真提供:おきなわワールド

おきなわワールドってどんなところ?


おきなわワールド入り口
おきなわワールド入り口
「おきなわワールド」の入り口
「おきなわワールド」は沖縄自動車道南風原ICから国道507号を経て県道17号線沿いにある沖縄の人気観光スポット
。修学旅行やインバウンドなど観光バスも多数訪れています。道路沿いの看板が目立つのでわかりやすいですよ。

おきなわワールド入り口
赤瓦が印象的な入り口
ワンポイントアドバイス

ペットも飲食店以外は入園可能。リードを付けて他のお客さんへの配慮を。

「おきなわワールド」の入園料

おきなわワールド入り口
チケット売場
チケット売場は、総合案内所も兼ねています。授乳室や救護室が必要な方はスタッフに声をかけて。また、駐車場にはタクシーが待機してますが、いない時はこの窓口で配車センターの電話番号を受け取ってくださいね。

おきなわワールド入り口
発券機での購入も可能
当日チケットは発券機での購入が可能。おきなわワールドのサイトからお得な「WEB前売チケット」も購入できます。

⚫︎入園チケット
料金
大人 2,000円
小人 1,000円(4歳〜14歳まで、15歳以上は大人料金)
※園内への入場はチケットの購入が必要。※玉泉洞からの見学がおすすめ!※最終受付は16時です。

そして今回はこのような順路で取材しました。
■取材の順路
「おきなわワールド」入り口
「玉泉洞(ギョクセンドウ)」
「熱帯フルーツ園」
「ハブとマングースのショー」
「スーパーエイサーショー」
紅型体験(体験のページで紹介)
機織り体験(体験のページで紹介)
「ブクブクー茶屋」
「上江洲家」
10
終了
ワンポイントアドバイス

チケット売場には無料で車イス・雨傘・日傘、有料でベビーカーの貸し出しがある!

様々な表情を見せる「玉泉洞」と「熱帯フルーツ園」


おきなわワールド玉泉洞
おきなわワールド玉泉洞
「玉泉洞」の看板
早速「玉泉洞(ギョクセンドウ)」からスタート。洞窟へ進む前に出迎えてくれた石碑。よく見るとアンモナイトの化石が!

おきなわワールド玉泉洞
「玉泉洞」の入り口
園内にいるパークガイドさんが「玉泉洞」や「おきなわワールド」の楽しみ方を教えてくれます。「玉泉洞」とはサンゴからできた琉球石灰岩の鍾乳洞で、約30万年の歳月をかけて現在の形になったそうです。全長約5kmで一般公開されているのは890m。多彩な鍾乳石は100万本以上あり、沖縄では最も大きく、全国でも最大規模。鍾乳洞までは降りていきますが、少し入っただけでムッとするような湿気が地底旅行気分にさせてくれます。

おきなわワールド玉泉洞
「東洋一洞」
広がるのは「東洋一洞」。広々とした洞内は高さ約20m、幅約20m、奥行き約80m。数十秒ごとに変化するライトアップが美しく、つい見とれてしまいます。

おきなわワールド玉泉洞
鍾乳石の種類を紹介するパネル
少し歩くと鍾乳石の種類を解説したパネルがあります。「玉泉洞」で見られる鍾乳石は
  • つらら石:天井からたれ下がる
  • 石筍(セキジュン):タケノコのように地面から伸びるように生える
  • マイクログーア:波が重なるような形
  • ケイブパール:球状の鍾乳石
  • ヘリクタイト:菌糸のような形
  • 浮遊カルサイト:水面に浮かぶ鍾乳石
亜熱帯地域にある「玉泉洞」では、気候や地質の影響で多様な種類の鍾乳石が数多く発達します

おきなわワールド玉泉洞
「昇龍の鐘」
「昇龍の鐘」と名付けられた純白の鍾乳石。天井からつながった石柱という鍾乳石の一種。

おきなわワールド玉泉洞
おきなわワールド玉泉洞
「玉泉洞」の支洞から流れ込む豊富な水
全長5kmの「玉泉洞」には複数の支洞があります。豊富な水量の地下水が流れ込む「地煙の滝」もその一つです。サンゴ礁由来の琉球石灰岩にできた「玉泉洞」の地下100mから汲み上げた地下水(コーラルウォーター)を使ってパーク内の酒造所ではクラフトビールが作られているそうです。

おきなわワールド玉泉洞
「槍天井」
「玉泉洞」の見どころの一つ「槍天井」。約2万本の細かな鍾乳石は、まさに槍が降ってくるようです。

おきなわワールド玉泉洞
おきなわワールド玉泉洞
パネルで解説
「玉泉洞」の中では、大昔に絶滅した「リュウキュウジカ」の化石なども見ることができます。洞窟内にはピンポン玉くらいの小さくてかわいい「オキナワコキクガシラコウモリ」が棲んでいます。夜行性で日中は洞窟の奥で眠っているので目にすることができないそうです。

おきなわワールド玉泉洞
「青の泉」
「青の泉」は玉泉洞の見どころの一つです。リムストーンダムと呼ばれる鍾乳石により、幾重にも連なる湖沼のような景観が生み出されています。フォトスポットとしても人気だそうです。

おきなわワールド玉泉洞
「黄金の盃」
「黄金の盃」と呼ばれている巨大なリムストーンダムは、外周31m、高さ2.5m。形や岩肌がかぼちゃに似ていて、地元では『ナンクヮシー(かぼちゃ石)』とも呼ばれているそうです。ハロウィンの時期になると、ジャック・オー・ランタンに変身するそう。

おきなわワールド玉泉洞
「銀河街道」
美しくライトアップされた「銀河街道」。

おきなわワールド玉泉洞
おきなわワールド玉泉洞
洞内に生息する生物
ここでは洞内に生息する生物を見ることができます。展示されているのは「オオウナギ」「コンジンテナガエビ」「オオクチユゴイ」など。なかなか姿を見せない生物も多いので、じっくり観察してみましょう。

おきなわワールドより洞窟
「南の島の洞くつ探検」  ※写真提供:おきなわワールド

夏期限定の「南の島の洞くつ探検」は、玉泉洞の未公開エリアをヘッドランプの灯りだけを頼りにゴツゴツとした岩を乗り越え、地下川をジャブジャブ進む本物の冒険です!経験豊富なケイビングインストラクターがサポートするので初めての方も安心して楽しめます!


おきなわワールドフルーツ園
パークガイドさん
そして「熱帯フルーツ園」へ。入り口にはパークガイドさんが。今見ることのできる果実の種類や果実の花などを教えてくれます。ここでは「パイナップル」や「スターフルーツ」「マンゴー」など約50種、およそ450本もの熱帯果樹が栽培されているそうです。

おきなわワールドジャボチカバ
ジャボチカバの実
「ジャボチカバ」という幹に実がいっぱい付いた珍しい木に遭遇!まだ実りはじめでもっと増えるそう。食べ頃は赤黒く色付いてからだそうです。「熱帯フルーツ園」では普段目にすることのない植物も栽培されています。ぜひフルーツウォッチングを楽しんでください。

「南都酒造所」のハブ酒
おきなわワールドハブ酒
「南都酒造所」のハブ酒

園内の「南都酒造所」では、見学通路からハブ酒の製造工程が学べ、ショップでは沖縄素材のリキュールやオリジナル商品を販売。併設された「地ビール喫茶SABGO」では、玉泉洞の地下水で仕込んだクラフトビールと石垣牛が楽しめます。

ワンポイントアドバイス

「玉泉洞」は通路が濡れていたり階段があるので、履きなれた靴がおすすめ!

「ハブとマングースのショー」&「スーパーエイサーショー」を楽しもう! 


おきなわワールドハブとマングースショー
おきなわワールドハブとマングースショー

「ハブとマングースのショー」

ショー会場では「ハブとマングースのショー」と「スーパーエイサーショー」を開催。大型テントなので、雨天でも観覧できます。かつては「ハブとマングースの決闘」だったそうですが、2000年の動物保護法改正により“面白い競争”に変わったそう。現在の「ハブとマングースのショー」ではヘビ使いのお姉さんの“毒舌”も楽しめます。


おきなわワールドハブとマングースショー

ハブを自在に操るお姉さん

ステージではお姉さんが生きたハブを使って体の仕組みなどを解説。毒蛇のハブはお姉さんの手にかかればなす術がありません。


おきなわワールドハブとマングースショー

攻撃実験

ショーでは、風船を使ったハブの攻撃実験やウミヘビとマングースの水泳大会などが楽しめます。



おきなわワールドエイサー

「スーパーエイサーショー」

「スーパーエイサーショー」がスタート!伝統芸能のエイサーを大胆にアレンジした「おきなわワールド」のスーパーエイサー。リピーターにも人気のステージです。巨大太鼓の演舞が見られるのは10時30分〜、12時30分〜の2回です。「ドン!ドン!」という太鼓の音が体に響き、迫力満点!女性の演者もいて、ウフデークという大太鼓を軽々と抱えてジャンプしながら演奏する様は圧巻です!


おきなわワールドエイサー

獅子舞やアンガマも

エイサーの他に獅子舞や八重山地方に伝わる「アンガマ」という伝統のパフォーマンスも。獅子とアンガマの掛け合いが、昔話を見ているようで和みます。他にも「四つ竹」という踊りと沖縄伝統楽器の解説も。


おきなわワールドエイサー
おきなわワールドエイサー
客席でエイサーショーを堪能
ショーは巨大太鼓の演奏も!さらに体に響く大音響に圧倒されます。そして締めはお客さんも一緒にカチャーシー!カチャーシーとは「かき混ぜる」という意味で、アップテンポな沖縄民謡。両手を頭上に挙げ、リズムに乗って踊ります。結婚式などお祝いの席に踊られることも多いので、一緒に踊るとハッピーになれるかも⁈今回はショーに参加できてとても楽しめました。ショーの上演時間は次のとおり!

■ショーの上演時間(スーパーエイサーショー約30分、ハブとマングースのショー約20分)
10:30
スーパーエイサーショー
11:30
ハブとマングースのショー
12:30
スーパーエイサーショー
13:30
ハブとマングースのショー
14:30
スーパーエイサーショー
15:30
ハブとマングースのショー

ワンポイントアドバイス

ショーの時間を確認してから他のアトラクションを回ると効率的!

「おきなわワールド」のフォトスポット

おきなわワールド入り口
入り口の広場
「おきなわワールド」は至る所がフォトスポット。ここでは特におすすめを紹介します。まずは施設入り口のモニュメント。様々な色や形のシーサーが設置され、その前で写真を撮影する方が多くいる人気スポットです。

おきなわワールド王国村
「琉球王国城下町」のスージグヮー
赤瓦の古民家が軒を連ねる「琉球王国城下町」には築100年以上の国・登録有形文化財に認定された古民家などがあり、その中で沖縄の伝統工芸体験ができます。古民家の間には沖縄の方言で「スージグヮー」と呼ばれる小道があります。ハイビスカスなどの生垣があり、つい通ってみたくなるいい雰囲気。外国人にも人気のフォトスポットです。「琉装さんぽ」という着付体験もあるので、それを利用するとさらに映え写真が撮れます。

おきなわワールドフォトスポット
ゴーヤーのフォトスポット
沖縄らしいゴーヤー」のフォトスポットも人気です。「カメ池広場」でぜひ撮影してみて。
ワンポイントアドバイス

園内にはブーゲンビリアやハイビスカスなど南国の花もいっぱい!花の撮影も人気。

取材でめぐったスポットの所要時間は約4時間⁉︎


おきなわワールドぶくぶく茶
おきなわワールドぶくぶく茶
「ブクブクー茶屋」外観
「スーパーエイサーショー」の後には「紅型染め体験」と「機織り体験」を行いましたが、その様子は体験ページで紹介します。ここでは「琉球王国城下町」エリアにある「ブクブクー茶屋」で一休み。赤瓦の古民家でのんびり休憩できるのが嬉しいですね。

おきなわワールドぶくぶく茶
「ブクブクー茶」600円(琉球菓子付き)
そして店名の「ブクブクー茶」をオーダー。「ブクブクー茶」とは、大きな茶せんでブクブクと泡を立てて飲むことからこの名がついたと言われている、沖縄伝統のお茶です。お茶うけに「おみやげ専門店街」の中にある工場で作られた、ちんすこうが付いています。

おきなわワールドぶくぶく茶
おきなわワールドぶくぶく茶
ブクブクー茶を味わう
飲み方は泡を食べるようにいただきます。ほおばると少し粘りのある泡にビックリ。お茶うけのちんすこうで泡をすくって食べるのもおすすめです。泡の下のお茶は、さっぱりとした味わいです。

おきなわワールド担当者
取材の担当をしてくださった宮城さん
最後に「琉球王国城下町」にある「上江洲家」で取材を担当してくださった宮城さんにお話をうかがいました。

「おきなわワールドは沖縄の歴史・文化・自然がギュッと凝縮された観光施設で、老若男女、国籍を問わず誰でも楽しめるテーマパーク。これだけ揃った観光施設は他にはないと思うので、思う存分楽しんでいただきたいです。今回は回れませんでしたが、怖いだけじゃないハブの意外な一面を知ることができる『ハブ博物公園』や、鰹だしの効いた沖縄そばなどを味わえる『沖縄そば自慢なんと屋』、店舗内で製造したちんすこうなど、沖縄みやげが豊富に揃った『おみやげ専門店街』などもおすすめです。那覇空港から約30分と近く、1日いても時間が足りないくらい沖縄の魅力が盛りだくさんの施設です。沖縄へお越しの際は、ぜひおきなわワールドで素敵な沖縄時間をお過ごしください」
ワンポイントアドバイス

「玉泉洞」はじめ、沖縄の本物にこだわるテーマパーク。満足度120%!

「おきなわワールド」の駐車場

おきなわワールド駐車場
駐車場
広々とした駐車場は400台駐車できるので安心。イベント時などは臨時駐車場も。
ワンポイントアドバイス

駐車料金無料なのも嬉しい!

「おきなわワールド」の場所・基本情報

マップで確認する
・那覇空港から車で約30分 
・沖縄自動車道南風原南から車で約10分
・那覇バスターミナルから54番、83番にて玉泉洞前バス停下車、徒歩2分
おきなわワールド入り口
名称
おきなわワールド
住所
沖縄県南城市玉城前川1336
電話番号
098-949-7421
営業時間
9時~17時30分 (最終受付16時)
料金
【大人】2,000円【小人】1,000円(小人4歳~14歳まで、15歳以上は大人料金)
定休日
なし
駐車場
あり(400台)
予約
禁煙・喫煙
【屋内】
全面禁煙
【屋外】
屋外喫煙場所あり
バリアフリー
「玉泉洞」以外の場所はバリアフリー対応
カード
電子マネー
送迎サービス
なし

※掲載の内容は取材時点の情報です。最新の金額や内容とは異なる可能性があります。

この記事を書いた人(ライタープロフィール)

ライター、マンガ編集者の島袋 直子
ライター、マンガ編集者

島袋 直子シマブクロ ナオコ

沖縄在住・出身。沖縄での編集・ライター歴30年余。「コミックおきなわ」編集長、「おきなわJOHO」編集長を経て1995年に編集プロダクションAB:設立(現コミチャン代表)。観光ガイドブック「るるぶ沖縄」シリーズの編集・ライターの他、マンガ関連では「コミックチャンプルーサイト」運営、(公社)日本漫画家協会沖縄ブロック長、「おきなわ文学賞」漫画部門審査員、沖縄ファミリーマート発行の漫画雑誌「ファミマガ」編集など。2024年には、うるま市発行のマンガ書籍「安慶名良信物語」編集も担当。

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