大人女子に贈る、とびきりリアルな沖縄旅行

食卓をパッと明るくする沖縄モチーフの器。かわいいがあふれる「アトリエ クッチャネ」|沖縄那覇市

ライター:
フォトライター舘 幸子
舘 幸子
お土産_アトリエクッチャネ
“沖縄らしさ”が散りばめられ、使うたびに気分が上がる陶器を探している方にぴったりの陶芸工房&SHOP「atelier qucchane(アトリエ クッチャネ)」にお邪魔してきました。

国際通りから徒歩圏内の陶芸工房&SHOPアトリエ クッチャネへ

アトリエクッチャネ外観
沖縄ハーバービューホテルの近く。ちはや書房の隣に立地
ゆいレールの県庁前駅から徒歩10分ほどの場所に工房兼ショップを構えるアトリエ クッチャネ。

アトリエクッチャネ内観
気分の上がる陶器がディスプレイされる店内
ショップに足を踏み入れると、沖縄の伝統的な焼き物“やちむん”とは一味違った、現代的でポップアートの要素を感じる陶器がお迎えしてくれます。
ワンポイントアドバイス

オープンは13時と少し遅めなので、ランチ後に訪れたい

アトリエ クッチャネの駐車場

アトリエクッチャネ駐車スペース
駐車スペースは店舗前に1台分
駐車スペースは店舗前に1台分のみ。国際通りからも歩ける距離なので、周辺のコインパーキングに停めて、お散歩がてらに覗いてみるのも良いかもしれません。
ワンポイントアドバイス

駐車スペースは広くないので、少し技術が必要。不安な方は周辺のコインパーキングへ

かわいいがあふれる店内

アトリエクッチャネ商品棚
沖縄らしいモチーフが描かれたかわいい陶器が並ぶ商品棚
プレートタイプの大皿から小皿、オーバル型、角皿、お茶碗、フリーカップ、マグカップなど、さまざまな陶器を製作しているアトリエ クッチャネは、2012年に沖縄県立芸術大学の陶芸家の有志たちが集まり、作った陶器のブランドです。

アトリエクッチャネチーフの戸村さん
山口県出身の戸村さん。沖縄芸術大学卒業後アトリエ クッチャネに
「よくお客さまから『沖縄の伝統の焼き物では見ないデザインですね』と評価していただくのですが、そこを目指して日々製作しています」と話すのは、工房に入って13年目になる2代目のチーフ戸村 勇気(トムラ ユウキ)さん。

アトリエ クッチャネには陶芸家が常時数人(現在は5人)在籍していますが、沖縄がルーツではないメンバーが多く「だったら、沖縄の伝統をわざわざ僕たちが伝えていく必要はないよね?県外出身者だからこそ表現できることもあるはずだから、僕たちは僕たちの視点で沖縄の魅力を発信していこう」と、日々製作に取り組んでいます。

アトリエクッチャネ製作中
心を込めて手描きで1つ1つ仕上げていく
あえて伝統にとらわれないアトリエ クッチャネ。ゴーヤーやアセロラ、ドラゴンフルーツ、パイナップル、ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ、ヤギなど、デザインのモチーフや、沖縄を感じられる色味を意識した作品が多く、テーブルに並べると、その場が一気に華やかで和やかな雰囲気に。

アトリエクッチャネ宮古島で出会ったヤギをモチーフに
宮古島旅行で出会ったヤギを描いた角皿。インテリアの一部にも!
「伝統的な工房のような“親方”と“弟子”のような関係はなく、メンバー全員で意見を出し合いながら、時にはランチタイムのおしゃべりから生まれる作品も多いです。
例えば、ヤギが向かい合っているこちらの器は「みんなで宮古島へ旅行に行った時に、とあるお店で2匹のヤギが飼われていて、その子たちがかわいかったので写真を撮ったんです。宮古島から戻って写真を見返していた時に『このままモチーフに使えるんじゃない?』となりました」

アトリエクッチャネゴーヤーシリーズ
「何を盛り付けよう?」とワクワクする陶器
“クッチャネ”は“食っちゃ寝”に由来する言葉です。食べることと寝ることは、私たち人間の根源的欲望であり、生きていくためにも欠かせないものですが、日々の生活の中にアトリエ クッチャネの陶器があることで、毎朝何気なく飲んでいた一杯のコーヒーがちょっと特別なものになったり、なんでもない日常の食卓に潤いや変化をもたらしてくれたり。

アトリエクッチャネコーヒーカップ
取材中に出してくださったコーヒーカップ(開発中の商品です)に一目惚れ!
「アトリエ クッチャネの陶器を通じて、旅中に出合った感動や喜びを日常生活のふとした瞬間に思い出して、その幸せな気持ちが続いてくれたら嬉しいです」と、戸村さん。日常に少しの潤いを与えてくれる生活に根ざしたモノを生み出しています。
ワンポイントアドバイス

ひとつひとつ手描きなので、作家さんの“癖”が表れるのもアトリエ クッチャネの魅力のひとつ

アトリエ クッチャネの人気No.1アニマルシリーズ

アトリエクッチャネヤギシリーズ
優しい表情をしたヤギに癒される人も多いはず
アニマルシリーズの中でも断トツ人気なのが、仔ヤギをモチーフにしたアイテム。あまり凛々しくなりすぎず、絵本に出てくるようなかわいらしい仔ヤギをイメージして描き上げています。
ワンポイントアドバイス

同じカップでもさまざまなタイプがあるので、好みのものを見つけよう!

取り皿としても活躍するくっつきボウル

アトリエクッチャネくっつきボウル
フルーツだけでなく“やちむん”が取っ手についた器も人気
初代チーフの「ワッペンの付いた陶器があったら…」と、戸村さんの「野菜やフルーツを輪切りにした断面が好き」という2つの思いが形になった「くっつきボウル」は、程よい深さがあるので、汁気のある料理にも使いやすく、また取り皿としても使い勝手が良さそうですね。
ワンポイントアドバイス

深さがある器は汁気のある煮込み料理を盛り付ける時にも大活躍

沖縄の海を感じられるラグーンシリーズも必見

アトリエクッチャネラグーンシリーズ
目が覚めるような美しさ。5寸皿2,970円、6寸皿4,180円
ここ最近メキメキと人気が出てきているのが、白い砂浜と海のグラデーションをイメージした「ラグーンシリーズ」。飛行機の窓から眺めることのできる沖縄の絶景を表現しています。数種類の釉薬(ユウヤク)を柄杓(ヒシャク)と指を使って塗り重ねるため、濃淡や彩度、色ムラが1枚1枚異なります。

アトリエクッチャネジンベイザメシリーズ
美ら海水族館で見た感動がフラッシュバックする水族館シリーズ
大きなジンベイザメが器いっぱいに描かれている水族館シリーズは、壁に掛けると、まるで潜水艦の窓から海の世界を覗き込んでいるような感覚に。 

アトリエ クッチャネの陶器は沖縄県内のセレクトショップやリゾートホテルでも扱っていますが、一点もののオブジェや一輪挿し、期間限定品は工房でしか購入することができません。

「リピーターさんが来るたびにワクワクできるよう、目新しい作品がいつもある状態にしていきたいです」と戸村さん。夏はスイカ、秋・冬は栗やカボチャ、きのこ、バレンタインシーズンになるとカカオの実とチョコレートを描いた季節限定品も並ぶので、シーズンごとに訪れてみては?
ワンポイントアドバイス

壁にかけると、その場の雰囲気が一気に明るく。海好きさんにおすすめの1枚

画像のキャプション

画像のキャプション

ワンポイントアドバイス

アトリエ クッチャネの場所・店舗情報[Information]

マップで確認する
・那覇空港から車で約12分
・ゆいレール県庁前駅から徒歩約11分
アトリエクッチャネ外観
店名
アトリエ クッチャネ
住所
沖縄県那覇市泉崎2-14-11
電話番号
098-988-3105
営業時間
13時〜18時
料金
ラグーン 5寸皿(2,970円)
ラグーン大皿(4,950円)
フリーカップ(ヤギ)(3,630円)
定休日
祝日(SNSで確認)
駐車場
あり(1台)
予約
禁煙・喫煙
【屋内】
全面禁煙
【屋外】
全面禁煙
バリアフリー
カード
電子マネー
送迎サービス
店舗一覧

※掲載の内容は取材時点の情報です。最新の金額や内容とは異なる可能性があります。

この記事を書いた人(ライタープロフィール)

フォトライター舘 幸子
フォトライター

舘 幸子タチ サチコ

静岡で生まれ、その後→愛知、神奈川、メルボルン、東京、京都、再び東京、福岡、そして再び京都に住み、2013年春に沖縄在住。元フードコーディネーターのフォトライター。趣味は料理・お菓子作り、筋トレ、社交ダンス、ヨガ、器。

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