大人女子に贈る、とびきりリアルな沖縄旅行

沖縄クラフトの器と映画好きな大人女子におすすめ!こだわりの古書も手に入る「ふくら舎(フクラシャ)」|沖縄那覇市

ライター:
ライター、マンガ編集者の島袋 直子
島袋 直子
「ふくら舎」おすすめ集合
地元の映画好きや観光客にも人気の「ふくら舎」に行ってきました!ショップの雰囲気や、女性にもおすすめの沖縄クラフトや映画にちなんだ本の展示販売をレポートします。

「桜坂劇場」のロビーを活用したショップ

「ふくら舎」外観

「ふくら舎」の外観

国際通りから徒歩約5分の桜坂にある映画館「桜坂劇場」ロビーに、やちむん(陶芸)や琉球ガラスなどの沖縄クラフトと、こだわりの古書や雑貨がそろう「ふくら舎」はあります。
「ふくら舎」看板

「ふくら舎」の看板

看板はガラスの壁に設置。商品が外からも見えるのでショップの雰囲気がすぐにわかります。店名は沖縄の結婚披露宴で踊られる古典音楽「かぎやで風」冒頭の「ふくらしゃ」という歌詞に由来。「誇らしい」という意味だそうです。

ワンポイントアドバイス

店舗は桜坂にある「桜坂劇場」を目指して!

1階は古書と雑貨、2階は沖縄クラフトをメインにした品揃え

「ふくら舎」店内1階
企画展示コーナー

店内に入るとすぐに企画展示コーナーがあります。この日は沖縄伝統のカゴ製品を展示していました。


「ふくら舎」本棚
「ふくら舎」店内1階

1階の書籍コーナー

企画展示コーナーの右側のカフェ「さんご座」を超えた突き当たりの壁に古書コーナーがあります。ここには映画に関する書籍をはじめDVDやブルーレイのほか、アート書やサブカルチャーを扱ったユニークな本も。その横にはパワーストーンコーナーもあります。

「ふくら舎」店内階段
「ふくら舎」店内2階
2階への階段を上がると沖縄クラフトコーナー

2階の沖縄クラフトコーナーへの階段にも作品を展示。作品の多さにワクワクしてきます。

「ふくら舎」店内2階
「ふくら舎」店内2階
2階も映画館のロビーを活用した沖縄クラフトコーナー
沖縄クラフトは主にやちむん(陶芸)と琉球ガラスを展示販売しています。
「ふくら舎」壺
「ふくら舎」ガラス
作家性を前面に出した作品が並ぶ
こちらでは「温故知新」をテーマに企画するなど、伝統技法に新しい技術やデザインを取り入れた作品を扱っています。作家性を前面に出した作品は、実際に工房に訪れて買い付けているとか。時には企画展に合わせて製作してもらうこともあるそう。

ワンポイントアドバイス

大量生産ではない1点ものばかりなので、お気に入りを見つけてみて。

ふくら舎のおすすめno.1商品「渡名喜瓶(トナキビン)」

「ふくら舎」壺
渡名喜甁15,000円
こちらは「松田米司工房」による渡名喜瓶。渡名喜瓶とは沖縄のお祝い事で泡盛を送る際に使用した嘉瓶(ユシビン)に対し、祭祀に用いられる仏具。この渡名喜瓶は嘉瓶と同じ土を使用しているそうです。
「ふくら舎」壺
渡名喜瓶はシャープなくびれが特徴
「松田米司工房」の渡名喜瓶はくびれがシャープなのが特徴。シャープなくびれは作るのは難しく、職人の腕が問われるそうです。ポップな模様が描かれているので花瓶やインテリアにもいいですね。

ワンポイントアドバイス

素朴な色合いと美しいくびれが、ゆったりとした気分にさせてくれます。

おすすめno.2商品は「キャンドルグラス」

「ふくら舎」ガラス
キャンドルグラス3,300円
「吹きガラス工房彩砂(ルリ)」によるキャンドルグラス。県外から移住した女性作家が手がけている琉球ガラスです。再生ガラスを手吹きしているので、同じ形にはならないそう。ガラスのゆらぎが特徴であたたかみがあります。
ワンポイントアドバイス

キャンドルグラスですが耐熱ではないので要注意。冷たい飲み物を入れるのはおすすめ。

no.3おすすめ商品は古書「ある映画の物語」

「ふくら舎」本
「ある映画の物語」1,540円
映画監督でもある、ふくら舎の社長がセレクトした1冊。表紙がおしゃれなので、つい手に取ってしまいます。著者のフランソワ・トリュフォーは、ヌーベルバーグという1950年後半から1960年代中期にかけてフランスで起こった映画運動の一人だそう。しかもこの本は1986年に発行された初版本。機会があればこの本と映画を一緒に楽しみたいですね。
ワンポイントアドバイス

古書なので他の書店ではなかなか見つからない貴重な1冊!

買い付けにも出かける、ふくら舎担当の渡久山沙織さん

「ふくら舎」人物
ふくら舎担当の渡久山さん
「ふくら舎」は202410月にリニューアルし、売り場が増えました。スタッフの渡久山(トクヤマ)さんにお話しを伺うと「1階は美しいものや文化を発信するもの、2階は沖縄クラフトを中心にセレクトしています。やちむんや琉球ガラスは社長やスタッフ、私も直接工房に行ったり、やちむんの窯出しにも立ち会うこともあります。いいなと思うものを選んでるので、お気に入りを見つけてくださいね。」と教えてくれました。ふくら舎では、他にもイベントやトークショー、企画展なども行っているそうです。
ワンポイントアドバイス

工芸品の特徴や使い方は渡久山さんに聞くのもあり!

ふくら舎の駐車場

「ふくら舎」駐車場
優待割引の提携駐車場

ふくら舎には徒歩約7分の場所に優待割引の提携駐車場があります。優待割引は平日は17時以降は無料、休日は平日料金で利用できます。

「ふくら舎」駐車場
近隣駐車場

優待割引駐車場はちょっと遠いと思いったら、近隣の有料駐車場を利用するのもおすすめ。

ワンポイントアドバイス

提携駐車場は一方通行。週末は混むので平日の午前中が狙い目。ふくら舎は国際通りからも近いので、公共交通機関を利用するのもグッド。

ふくら舎の場所・店舗情報

マップで確認する
・那覇空港から車で約17分
・国際通りから徒歩で約5分
・平和通りから徒歩で約1分
「ふくら舎」外観
店名
ふくら舎(フクラシャ)
住所
沖縄県那覇市牧志3-6-10 1〜2F
電話番号
098-860-9555
営業時間
9時30分〜最終上映(11時頃)
料金
渡名喜瓶(15,000円)
キャンドルグラス「彩砂(ルリ)」(3,300円)
ある映画の物語(1,540円)
定休日
なし
専用駐車場
なし
指定駐車場
優待駐車場
あり(150台、嘉数有料駐車場と提携 平日は17時以降は無料、休日は平日料金)
共用駐車場
予約
禁煙・喫煙
【屋内】
全面禁煙
【屋外】
屋外喫煙場所あり
バリアフリー
スロープあり
カード
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Clu
電子マネー
PayPay、楽天Pay、楽天Edy、QuickPay、d払い、LINE Pay、au PAY、メルペイ
送迎サービス
店舗一覧

※掲載の内容は取材時点の情報です。最新の金額や内容とは異なる可能性があります。

この記事を書いた人(ライタープロフィール)

ライター、マンガ編集者の島袋 直子
ライター、マンガ編集者

島袋 直子シマブクロ ナオコ

沖縄在住・出身。沖縄での編集・ライター歴30年余。「コミックおきなわ」編集長、「おきなわJOHO」編集長を経て1995年に編集プロダクションAB:設立(現コミチャン代表)。観光ガイドブック「るるぶ沖縄」シリーズの編集・ライターの他、マンガ関連では「コミックチャンプルーサイト」運営、(公社)日本漫画家協会沖縄ブロック長、「おきなわ文学賞」漫画部門審査員、沖縄ファミリーマート発行の漫画雑誌「ファミマガ」編集など。2024年には、うるま市発行のマンガ書籍「安慶名良信物語」編集も担当。

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