大人女子に贈る、とびきりリアルな沖縄旅行

創業120余年。沖縄最古の琉球漆器店が作る、今の時代にも合う漆のアクセサリー「角萬漆器(カクマンシッキ)」|沖縄那覇市

ライター:
フリーライター&エディター松島成子
松島 成子
角萬漆器の商品
琉球王国時代から受け継がれる技を生かし、今の時代に合う工芸品を作り続ける「角萬漆器」へ行ってきました。アクセサリーを中心に、お土産にも人気の品をご紹介します。

首里城へ続く道沿いに建つ店の外観

角萬漆器の外観
角萬漆器の外観
首里城から徒歩約7分。「角萬漆器」は、沖縄の人気観光地・首里城公園へ続く道沿いにある3階建ての建物です。通り沿いに立っているので、場所はとても分かりやすいと思います。
ワンポイントアドバイス

首里城に近いので、首里城観光の際にぜひ立ち寄って!

伝統の技が光る商品がずらりと並ぶ店内

角萬漆器の店内
角萬漆器の店内
沖縄の伝統工芸品である「琉球漆器」の歴史は古く、中国との貿易が盛んだった琉球王国時代14世紀~15世紀ごろ、中国から伝わったとされています。琉球王府には、漆器の制作を管理する「貝摺奉行所(かいずりぶぎょうしょ)」が置かれ、他国への進上品と自国で用いる道具など、さまざまな漆器が制作されていました。

角萬漆器の店内
店内全体の様子
角萬漆器では、沖縄の県花であるデイゴやシタマキ(エゴノキ)などの木材を使い、琉球王国時代から伝わる伝統技法で加飾した琉球漆器が並びます。今の時代にも使いやすい商品も作っていて、お土産にぴったりなアイテムが揃っています。

角萬漆器の商品棚
角萬漆器の商品棚
角萬漆器の堆錦
角萬漆器の螺鈿
さまざまな技法を駆使した美しい琉球漆器
琉球漆器の代表的な加飾技法には「堆錦」「螺鈿」「沈金」「箔絵」などがあり、それらの技法を駆使した商品がたくさん並んでいます。中には、貴重な古い作品も展示されていますよ(非売品)。

  • 「堆錦(ついきん)」漆に顔料を混ぜて練った堆錦餅を作り、薄く延ばして文様の形に切り抜いて貼り付ける、琉球漆器特有の技法。顔料による豊かな色彩と精密で立体的な造形が特徴。
  • 「螺鈿(らでん)」貝殻を薄く摺って平らにし、漆の面や木地、金属面などにはめ込んだり貼り付けた後、漆を塗って研ぎだす技法。光の当たり具合によって貝の部分が青や白に輝き、美しさが際立つ。
  • 「沈金(ちんきん)」漆塗りの面に文様を線彫りし、その溝の中に漆を摺り込み、金箔や銀箔をあてて文様を出す技法。かつては中国、タイ、インドなどでも行われたが、現代では日本で最も盛んに行われている。
  • 「箔絵(はくえ)」漆で文様を描いて箔を貼り、その上にぼかしや黒漆の線描をしたり、金箔を三角形やひし形、短冊形などに切って貼り、幾何学模様を施す技法。

角萬漆器の工房
角萬漆器の工房
角萬漆器の箸
2階の工房では、職人たちが丁寧に一つ一つ手作りしている
2階の工房では熟練の職人たちが作業しており、ワークショップなどの際に見学できます(要予約)。角萬漆器が最も得意とする「堆錦」の立体的な表現を間近で見ることができます。
繊細な作業をしている様子を目の前にすると、思わず息をするのを忘れてしまいます。
ワンポイントアドバイス

琉球王国時代から伝わる漆器の歴史を学べる!

角萬漆器の人気No.1商品「箸」

角萬漆器の箸
沖縄ならではのモチーフがデザインされた箸(一膳4,950円~)
自分用だけでなくプレゼントにも人気の箸。ハイビスカスや花笠、ゴーヤーなど、沖縄ならではのモチーフが堆錦や彩漆の技法で表現されています。こんな小さなスペースに、細かいモチーフが描かれているのにびっくり!どのデザインもキュートで、どれにしようか悩んでしまいます。
毎日ごはんを食べる時に沖縄を思い出して、素敵な時間になりそうです。赤と黒があるので、結婚祝いやカップルへのお土産にもぴったりです。
ワンポイントアドバイス

結婚祝いやカップルへのお土産にぴったり!

角萬漆器の人気No.2商品「アクセサリー」

角萬漆器の商品
ネックレス(各9,680円)、バングル(各18,150円)、ピアス(各10,780円)
琉球漆を身につけるという新しい発想から生まれたブランド「Nui Mun(ヌイムン)」シリーズは、漆を施したアクセサリーです。美しい漆の赤・青・黒の3色展開で、ネックレス、ピアス、イヤリング、バングルなど、さまざまな商品が揃っています。

角萬漆器の商品棚
Nui Munシリーズ
上品なデザインと色合いの漆アクセサリーをプラスすることで、シンプルなコーディネートを上品で華やかに仕上げてくれますよ。年齢や性別を問わず、さまざまなコーディネートに合わせやすいアイテムです。
ワンポイントアドバイス

上品なデザインと色合いで、シンプルなコーディネートが華やかに!

角萬漆器の人気No.3商品「菓子器」

角萬漆器の菓子器
花笠の形が愛らしい菓子器(各49,500円)
琉球漆器の菓子器は、沖縄ではポピュラーな商品ですが、花笠をかたどった菓子器は珍しく、テーブルに置いているだけでも華やかでかわいいと人気です。
花笠は、沖縄の伝統芸能である琉球舞踊や沖縄芝居で使われる小道具で、大きな赤い花の隙間に青い空と海、白い波が表現されています。菓子器では花笠の部分が蓋になっていて、中にお菓子を入れられるようになっています。小物入れにもいいですね。
ワンポイントアドバイス

形がカワイイ菓子器は小物入れにも使えそう

販売員の早崎(ハヤサキ)さん

角萬漆器のスタッフ
販売員・早崎さん
ただ商品を売るだけでなく、琉球漆器の歴史や魅力も伝えている販売員の早崎さん。多くの方に琉球漆器の良さを知ってもらうため、これまで培ってきた技法・技術を現代の暮らしに生かせるよう、角萬漆器では新しいチャレンジやコラボ商品の開発にも取り組んでいるそうです。

角萬漆器の商品棚
TATAKIシリーズ
漆の可能性を追求し、新しい商品づくりにも力を入れている角萬漆器。「たたき」という技法を使い、塗りとはまた違う手になじむテクスチャーを表現したブランド「TATAKI」のコップやお皿も人気です。

角萬漆器の小箱
ななふさ螺鈿の小箱
琉球王国時代から続く金細工の知恵と技術を受け継ぐ「金細工またよし」の房指輪に込められた7つの願いを螺鈿で表現した「ななふさ螺鈿」の小箱や手鏡など、現代の暮らしになじむ新たな商品も好評です。

そんな中、早崎さんがぜひおすすめしたいと話すのは「堆錦(ついきん)ワークショップ」。好きな図柄を漆器に施すことができます。それぞれのセンスが表れて、どれも素敵な作品に仕上がるそう。ほかではなかなか体験できない特別なワークショップで、琉球文化を体感し、感性を磨いてみませんか。
体験終了後には、漆器で楽しむカフェタイムもあります。2名~10名開催(1週間前までに人数・日時確定)、プレミアムコースはスイーツの盛り合わせ付き。

■堆錦(ついきん)ワークショップ料金
  • ベーシックプラン/小皿1点/6,600円/約2時間30分
  • プレミアムプラン/小皿または手鏡1点/11,000円/約3時間(工房見学付き)

角萬漆器のCAFE角萬
首里の高台に立つ絶景の「CAFE角萬」では、漆器でカフェタイムを楽しめる
店内の一角には、那覇の街並みを見下ろす「CAFE角萬」(11時~17時(L.O.16時30分))があり、カフェのみの利用もOK。「器が主語のCAFE」をコンセプトに、食を通じて漆器の使い心地や使い方を提案しているカフェです。

角萬漆器のカフェメニュー
CAFUNÉさんのアイスクリーム&コーヒーセット(950円)
カフェのメニューは、沖縄県産食材を中心に手作りしているCAFUNÉ(カフネ)のアイスクリームや、石垣島アーユルヴェーダハーブ園もだま工房のハーブティー「つぼくさ茶」「トゥルシー茶」(各750円、季節のお菓子付き)など、どれも沖縄県産にこだわっています。石垣島と沖縄の素材を生かしたフランス焼き菓子「ラブラムブルトンヌ」「八重泉バレルショコラブルトンヌ」の贅沢なセット(お一人様用1,100円、お二人様用2,500円)もおすすめです。
実際に漆器を使うことで、その魅力や木の温もりを感じ、優雅なひとときを過ごすことができます。
ワンポイントアドバイス

琉球漆器に触れながらくつろげる、癒やしのカフェ空間

角萬漆器の駐車場

角萬漆器の外観
店舗前にある駐車場
店舗前が駐車スペースになっており、3台~4台停められます。
ワンポイントアドバイス

店舗前が駐車場なので、利用しやすい

角萬漆器の場所・店舗情報[Information]

マップで確認する
・那覇空港から車で約22分
・首里城公園から徒歩で約7分
角萬漆器の外観
店名
角萬漆器(カクマンシッキ)
住所
沖縄県那覇市首里山川町1-54-1
電話番号
098-943-3810
営業時間
10時~18時
料金
定休日
日曜、年始、旧盆(ウークイのみ)
駐車場
あり(4台)
予約
禁煙・喫煙
【屋内】
全面禁煙
【屋外】
全面禁煙
バリアフリー
カード
可(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club、Discover Card)
電子マネー
可(楽天Pay、楽天Edy、QuickPay、au PAY、交通系電子マネー、nanaco、waon、iD)
送迎サービス
店舗一覧

※掲載の内容は取材時点の情報です。最新の金額や内容とは異なる可能性があります。

この記事を書いた人(ライタープロフィール)

フリーライター&エディター松島成子
フリーライター&エディター

松島 成子マツシマ ナリコ

那覇市出身・在住。沖縄タウン誌のライター&エディター、東京・丸の内の出版社勤務を経て、フリーライター&エディターとして活動。ライター歴30年以上。雑誌、新聞、記事広告、広報誌、プレスリリース、観光情報サイト、ラジオ番組などの企画編集・取材執筆に携わり、店舗・企業・イベントなどの取材を行っている。食べ歩き好きを生かしたグルメ記事から、ちょっとお堅いインタビューまで、幅広いジャンルを執筆。

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